• そば , 丼もの , 麺料理専門店 , 和食
そば処桂庵 銀座三丁目店(そばどころかつらあん ぎんざさんちょうめてん)
アクセス

銀座 駅から 徒歩 2 分

東銀座 駅から 徒歩 3 分

銀座一丁目 駅から 徒歩 5 分

営業時間
月 ~ 金
11:00 - 21:00
土 ~ 日, 祝祭日
11:00 - 17:00
定休日

無(年末年始休)

平均予算 ランチ : 800 円 , ディナー : 1,500 円
禁煙
GourmetTrue予約否
クレジットカード否
電子マネー否
QRコード決済否

お店の最新情報

そばを「安く」「おいしく」「お腹一杯」食べてほしい。銀座に店を構える庶民的な「町そば屋」

『そば処桂庵』は都内に4店舗を構えるチェーン店で、取材した『銀座三丁目店』はその銀座店である。本店は水道橋にある。かつては牛丼屋を手広く展開していたが、現在、そば店を中心に経営している。
店名は、創業者の菩提寺があり、戦中の疎開先でもあった山梨県都留市の中心を流れる清流「桂川」とそのほとりにたたずむあばら屋をイメージして『桂庵』と命名した。銀座三丁目という銀座の一等地に店を構えながらも、庶民的な「町そば屋」のたたずまいを崩さずに営業している。「立ち食いそば以上、一般のそば屋以下の価格設定で、価格以上のそばを提供する」を店のモットーとして、今日も銀座のサラリーマンやOLの胃袋を満たし続けている。場所柄に関わらず全4店舗共通の価格設定をおこなっており、チェーン店らしい潔さを感じる。
そばを「安く」「おいしく」「お腹一杯」食べてほしい、というのが経営者のこだわりであり、信念でもあるのだ。

編集部のおすすめポイント

人気は日替わりサービスがある丼ものとそばのセットメニュー。豊富なつまみで「そば屋飲み」にも対応
扱っているメニューは、メインとなるそばと丼もの、おつまみ、お酒などの飲み物である。そばと丼もののセットも展開している。季節によって温かい「けんちんそば」などのメニューや冷たい「海苔おろし」そばなどのメニューが追加となる。
人気は、庶民的な「町そば屋」らしく、「かつどんセット」「鳥どんセット」などのセットものだ。働くサラリーマンやOLの胃袋を支えている。このセットメニューには、「本日のサービス」が日替わりで設定されている。月曜日が「かつどんセット」、火曜日が「鳥どんセット」、水曜日が「他人どん(豚ばら肉の玉子とじの丼)セット」、木曜日が「あさりどんセット」、金曜日が「親子どんセット」、土日祝日は「かつどんセット」が50円引きとなる。
「晩酌セット」はお酒とおつまみ、そばがセットになったメニューで、平日の午後3時からやっているので、早くから一杯やりたい向きには格好のセットメニューである。
テーブル席のみの座席配置。昭和のそば屋の雰囲気をたたえた、清潔で明るく落ち着いた店内
銀座という土地柄を意識しすぎることなく、庶民的なそば屋の雰囲気をたたえた内装やデザインである。店内はアイボリーの壁といたるところに木材をあしらった昭和風のテイストが漂う、ちょっと懐かしくもホッとするような内装だ。お洒落ではないが清潔で明るくおちついた雰囲気の内装である。
店内はカウンター席のないテーブル席だけの座席構成だ。取材時、新型コロナウイルス対策の観点から、極力相席にならないように心掛けていた。相席となりそうな場合には、表で待っていてもらって、あらかじめ注文をうかがっておき、着席したらすぐにお料理を提供できるように配慮している。また、コロナ対策としてレジ周辺には透明なシールドを施していた。
入り口側の右手上方にTVが設置してある。こんなところにも「町そば屋」の雰囲気が漂っている。事前に断っておけば、そばアレルギーのお客さんにはそば釜を使わずうどんをゆでるなどの対応もしている。
種類は多くはないが基本的な飲み物を押さえたドリンクメニュー。お得な「晩酌セット」がおすすめ
そば屋で一杯といえば昔から庶民の楽しみの一つとなっている。『桂庵』もそういうところは抜かりがない。種類は多くはないが基本的な飲み物を押さえたラインナップである。
定番のビールでは、生ビール(サッポロ黒ラベル樽生中ジョッキ、グラス)、瓶ビール(アサヒスーパードライ中瓶)を用意している。日本酒は「大関」「吉乃川」、焼酎は「蕎麦焼酎 峠」、ほかにも「角ハイボール」や「レモンサワー」などを用意している。
一番人気は生ビール。「晩酌セット」でも生ビールを注文するお客様が多い。焼酎は長野県佐久市の「蕎麦焼酎 峠」を置いており、おすすめはそば湯割りだ。夏場は冷たいそば湯割りも用意している。日本酒は、当初「大関」だけでやっていたが、ちょっと地酒っぽいお酒も扱ってみようということになり、新潟の「吉乃川」を扱うようになった。リーズナブルな価格ながらきりっとして飲みやすい。グラスに枡酒のような形で提供している。
シェフのおすすめベスト3

2枚もり、3枚もり

価格:770円(税込、2枚もり)、970円(税込、3枚もり)
そばとつゆのおいしさをダイレクトに味わいたいなら、「もり」を注文するのが一番だ。取材時、そばの銘柄は北海道積丹産100%を提供していたが、そのときどきで北海道産の一番状態のいい複数のそば粉をブレンドして使用している。そばは細打ちで腰の強い、喉越しを楽しむことのできるそばである。
「もり」570円(税込)の価格に一枚追加するごとに200円(税込)を加算することで、『2枚もり』『3枚もり』にすることができる。中には『5枚もり』を注文するつわものもいるとか。ただ、追加は後からでもできるので最初から一度に注文せず、その都度注文したほうが、そばが伸びることを気にすることなく美味しくいただくことができる。
平均的なそば屋よりも一枚の量が多いので、たくさんそばを食べたいお客様にはとてもお得なメニューである。

鳥どんセット(「半たぬき」または「半もり」付)

価格:820円(税込)
「鳥どん」とは、あまり聞きなれないメニューであるが、『桂庵』の人気メニューの一つである。揚げた鶏もも肉を丼タレで煮込んで丼にした料理だ。濃厚で甘辛い丼タレのおかげで白いご飯がどんどん進む。丼タレとはかつ丼などを煮るときに使用されるタレのこと。この「鳥どん」に温かいそば「半たぬき」または冷たいそば「半もり」が付くのが「鳥どんセット」である。
揚げた鶏もも肉を丼タレで煮込んでいるので、肉にたっぷりとタレがしみ込んでいる。硬めに炊かれた白いご飯の上に佐賀産のもみのりを敷き、その上にたっぷりと丼タレを絡めた鶏肉を載せた丼ものだ。鼻腔をくすぐる甘い香りに食欲はいや増しになる。甘辛く煮込まれた揚げた鶏肉と固めに炊かれた白米は抜群の相性を見せ、気が付くと丼は空になっている。お米は茨城県産と埼玉県産をブレンドしたものを使用している。老若男女問わず人気があるメニューだ。

えび海苔おろし

価格:970円(税込)
夏場に人気がある冷たいそばメニューで、いわゆる「ぶっかけそば」である。冷たいそばの上に佐賀県産のもみのりが敷かれ、その頂上に鬼おろし、それを囲むように小エビの天ぷらが4個、なると、きぬさやなどが載ったぶっかけそばだ。「鬼おろし」とは鬼の歯のようなギザギザしたおろし器を使って粗くおろされた大根おろしのこと。大根の歯ごたえが残され、辛みが出すぎず、大根本来の甘みを味わうことができる。
そばつゆは別の器で提供され、食べる直前に回しかけていただく。細打ちのそばはしこしこと腰があって、つるりとした喉越しが気持ちいい。夏場にこそ食べてほしい絶品メニューだ。
食べ方は、一度に全体をざっと混ぜて食べてもいいし、最初はえびをそばつゆに付けて、単品の天ぷらを楽しむように食べてもかまわない。「~おつゆをたんとかけ かき混ぜて食すも善し 端から食すも善し~」とメニューにもかかれている。
お店のこだわり
つゆ そば屋がそばとともにこだわるのがつゆだ。「もり」のように、そばとつゆだけで成り立つシンプルなメニューとなるとごまかしが効かない。そばとつゆのクオリティーがそば屋の評価を決定するといっても過言ではない。
つゆはかえしをだしで割って造られる。『そば処桂庵』は、つゆに対してひときわ強いこだわりを見せる。だしは本節、宗田節、さば節といった3種類の節と昆布・シイタケからとられる。加熱した後、1週間ほど寝かせて熟成させる。
一方、かえしはしょうゆ、みりん、ざらめで造られる。かえしは寝かせれば寝かせるほどしょうゆの角が飛んでまろやかに仕上がる。かえしにいたっては、涼しい場所でじっくり2週間は寝かせて熟成させている。
しょうゆは初代から使われている銘柄を今でもこだわって使い続けている。きりっとしてしっかりしょうゆのうま味が感じられる『桂庵』のつゆは、こうしたこだわりから生まれるのだ。
そば つゆの項でも書いたが、そば屋がつゆとともにこだわるのがそばだ。当然といえば当然だが『桂庵』もそばのクオリティーにはこだわっている。
『桂庵』のそばは細打ちで腰の強い、喉越しのよさを楽しむことのできるそばである。鬼皮部分をほとんど含まない白みの強い更科系のそばだ。香りよりも、そば特有の甘みや喉越しを楽しむタイプのそばである。6月の取材時では、そばの銘柄は北海道積丹産100%を提供していたが、通常、沼田産などその時期北海道産で一番状態のいい複数のそば粉をブレンドして使用している。
そばを食べた後は、ぜひそば湯も飲んでいただきたい。そば湯にはビタミンB群が豊富に含まれており、皮膚や粘膜を健康に保ち、疲労回復に役立つといわれている。
そば湯はそば釜からとったそのままのそば湯を使っている。さらっとしたやや白濁したそば湯である。せいろ系だけでなく温かいそばでも頼めばそば湯を出してくれる。
おつまみ そば屋の楽しみ方の一つに「おいしいつまみを楽しみながら一杯やる」といったものがある。『桂庵』にはそば屋ならではのおいしいつまみが取り揃えられている。アラカルトで好みのつまみを注文して一杯やるのもいいが、お得に飲める「晩酌セット」はおすすめだ。
「晩酌セット」は、飲み物を一つ選んでもらって、おつまみに「板わさ」「海老の天ぷら」「なすの天ぷら」が付いて、しめに「もり」または「かけ」のそばが付くというもの。晩酌セットから飲み始めるお客さんも多い。
つまみとして人気があるのは、「合鴨焼き」「蕎麦屋の焼き鳥」「かつ煮」である。
「合鴨焼き」は厚切りにした合鴨を塩コショウして焼いたもので、ネギが添えられている。かみ締めると肉の濃縮したうまみが口の中に広がって、盃が進む。粉山椒を軽く振って食べてほしい。『かつ煮』とは、かつ丼の上に載っているものをつまみとしたもの。そば屋ならではのつまみである。

店舗情報

店名 そば処桂庵 銀座三丁目店 (そばどころかつらあん ぎんざさんちょうめてん)
ジャンル そば , 丼もの , 麺料理専門店 , 和食
住所 〒104-0061
東京都中央区銀座3-10-14 東銀ビル 1F
アクセス 銀座 駅から 徒歩 2 分
東銀座 駅から 徒歩 3 分
銀座一丁目 駅から 徒歩 5 分
営業時間
月 ~ 金
11:00 - 21:00
土 ~ 日, 祝祭日
11:00 - 17:00
定休日 無(年末年始休)
予約 ■ Gourmet True予約 : 不可
■ WEB予約 : 不可
■ 電話予約 : 03-3541-1704 ( 受付時間 17:00~21:00 )  ※営業時間外を除く
お問い合わせ 03-3541-1704
※お問合わせの際はGourmet True(グルメトゥルー)を見たとお伝えいただければ幸いです。
外国語対応 ■ 英語 : メニュー有
ホームページ

支払い情報

クレジットカード 利用不可
電子マネー 利用不可
QRコード決済 利用不可
サービス料・チャージ料 サービス料・チャージ料は頂いておりません。
平均予算 ランチ : 800 円
ディナー : 1,500 円

席・設備

席数 30 席
最大収容人数 着席: 30 名
完全個室
半個室
座敷
テーブル 1 名用 × 1
4 名用 × 6
5 名用 × 1
カウンター
テラス席
貸し切り 不可
禁煙・喫煙 禁煙
トイレ 有(店舗専用・男女共用)
Wi-Fi
バリアフリー
駐車場
その他設備

更新情報

最終更新日時 2020/09/07 15:49
文責 柘植 正
最終更新日時 2020/09/07 15:49 文責 柘植 正
つけ蕎麦
冷たい蕎麦
あたたかい蕎麦
丼もの
おつまみ
ビール
日本酒
焼酎
ハイボール
サワー
酎ハイ
ソフトドリンク
飲み物とつまみ、そばのセット

晩酌セット

生ビール、日本酒、麦焼酎 峠、角ハイボール、レモンサワー、ウーロンハイから一品。おつまみ(板わさ、海老の天ぷら、なすの天ぷら)〆のお蕎麦(「もり」または「かけ」)

注意事項

※平日午後3時から
そばと丼のセット

かつどんセット

「半たぬき」または「半もり」)付

鳥どんセット

「半たぬき」または「半もり」)付

親子どんセット

「半たぬき」または「半もり」)付

あさりどんセット

「半たぬき」または「半もり」)付

他人どんセット

「半たぬき」または「半もり」)付

玉子どんセット

「半たぬき」または「半もり」)付

天重セット

「半たぬき」または「半もり」)付

店舗一覧

東京都
そば処桂庵 銀座三丁目店 〒104-0061
東京都中央区銀座3-10-14 東銀ビル 1F
そば処桂庵 水道橋本店 〒101-0065
東京都千代田区西神田2-1-13 西神田ビル1F
そば処桂庵 八丁堀店 〒104-0032
東京都中央区八丁堀3-10-3 正和ビル 1F
そば処桂庵 新富店 〒104-0041
東京都中央区新富1-18-6 マガザン銀座東 1F